Naomi Ashfordがこのサロンを開いたのは2017年の秋のことです。それ以前の10年間、彼女はニューヨークのトライベッカにあるサロンでカラリストとして働き、映画・広告業界のクライアントを担当していました。技術は磨かれましたが、一人ひとりのお客様と深く向き合う時間が足りないと感じていた。「大きなサロンでは、カウンセリングが5分で終わることもあった。それが嫌だった」と彼女は言います。宮崎県川南町の静かな住宅街に小さなスペースを借り、予約は一日6名まで、という形でスタートしました。
最初の1年は試行錯誤の連続でした。フランスのカラーブランドを使い始めたのはその頃で、当時はまだアメリカでの取り扱いサロンが少なく、輸入代理店を自分で探して交渉したといいます。ドライカットの技術はロンドンのSebastian Trumbleのワークショップで学び直し、帰国後に自分のやり方に落とし込むまでに半年かかりました。「最初の3ヶ月は、自分のカットが全部間違っていたと気づいた。でもそこから本当に変わった」と振り返ります。2019年には個室ブースを増設し、現在の形になりました。
Naomi Ashfordは宮崎県川南町出身。ニューヨーク州のAveda Institute卒業後、トライベッカのサロンで10年間カラリストとして勤務。映画・広告業界のクライアントを多数担当した経験を持つ。2017年にGrove Crest Lineを開業。ロンドンのSebastian Trumbleワークショップでドライカット技術を習得し、パリ・ミラノのセミナーにも定期的に参加。休日は地元のファーマーズマーケットで季節の野菜を買い歩くのが習慣で、「食材を選ぶように、薬剤を選ぶ」という考え方が施術の根底にある。